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治療期間や歯の動きが異なる?マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いと選び方

矯正治療には、マウスピース矯正とワイヤー矯正という2つの主要な選択肢があります。それぞれに特徴があり、治療期間や歯の動きに違いがあります。
今回は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについて詳しく解説します。

1:マウスピース矯正とワイヤー矯正のそれぞれの特徴

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、矯正治療の手段として多くの患者様に行われています。まずはそれぞれの特徴を解説します。

マウスピース矯正の特徴:メリット

マウスピース矯正は、患者様一人ひとりのお口の状況に合わせて作られた透明なマウスピースを用いて歯を動かす方法です。
その主なメリットは、矯正治療をしていることが目立ちにくいことです。
特に、仕事や公共の場でご自身の見た目に気を使う必要のある方々には、魅力的な治療法です。
また、食事や歯磨きをするときに取り外せるため、日常のセルフケアを通常通りに行うことができることもメリットです。
※マウスピースは20時間以上の装着が必要であり、可能であれば22時間以上を推奨しています。

マウスピース矯正の特徴:注意点

マウスピース矯正には注意点もあります。それは装着時間の自己管理が非常に重要である点です。
マウスピースを1日20時間以上装着することが推奨されており、時間を守らないと計画通りに治療が進まないことがあります。
また非常に複雑な歯並びの不整の場合、マウスピース矯正では対応できない場合があります。

ワイヤー矯正の特徴:メリット

ワイヤー矯正は歯に金属製またはセラミック製のブラケットとワイヤーを使用して歯を動かす方法です。この方法は、矯正治療の歴史において最もスタンダードな方法として広く用いられてきました。
ワイヤー矯正は、さまざまな症例に対応できるのがメリットです。歯並びが大きく乱れている場合や複雑な歯の動きが必要な場合に適しています。

ワイヤー矯正の特徴:注意点

ブラケットとワイヤーが固定されているため、食事中に食べ物が詰まりやすく、歯磨きが難しいことが注意点です。
また、装置が目立つため、見た目を気にする方にはデメリットとなることがあります。
 

 

2:マウスピース矯正とワイヤー矯正の治療期間の比較

マウスピース矯正とワイヤー矯正では、治療期間に違いがあります。一般的に、マウスピース矯正の治療期間はワイヤー矯正よりも短くなることが多いです。しかし、これは症例によって異なります。

マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正の治療期間は、一般的には1年から2年、最長5年程度とされています。この期間は、患者様の歯の状態や、動かす歯の本数、さらにはどの程度歯を移動させる必要があるかによって異なります。
歯科医師が立案した治療計画通りにマウスピースを交換し使用することで、徐々に歯列全体を整えることが可能です。重要なのは毎日の装着時間を守ることで、それによって計画通りの期間内で矯正治療を終えることができる可能性が高まります。
※治療期間には個人差があります。

ワイヤー矯正の治療期間

ワイヤー矯正の治療期間は、2年から3年程度が一般的です。ワイヤー矯正は、力を持続的にかけることができるため、複雑な症状にも対応可能ですが、長期間の治療となることもあります。歯の移動にかかる時間や調整の頻度によっても治療期間は変わります。
※治療期間には個人差があります。
 

 

3:マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯の動き方の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正では、歯の動かし方、動き方にも違いがあります。

マウスピース矯正の歯の動き方

マウスピース矯正では、最初に歯科医師が治療計画を立て、その計画に沿って複数のマウスピースを作製します。各マウスピースは微妙に形状が異なり、それぞれがわずかな力をかけて歯を移動させます。
段階ごとにマウスピースを交換することで、計画的に歯を動かしますが、極度に複雑な歯の動きを必要とする場合には限界があることもあります。
例えば、歯を回転させる動きが必要な場合は、マウスピース矯正だけでは対応しきれないこともあります。

ワイヤー矯正の歯の動き方

ワイヤー矯正では、ブラケットとワイヤーを用いて歯に力をかけ、歯を動かします。
ワイヤーの調整によって歯にかける力を変えることができ、複雑な歯並びの矯正にも対応できます。
ワイヤー矯正は多様な歯の矯正に対応できるため、歯を回転させる動きが必要な場合など、複雑な症状であっても対応できる可能性があります。
 

 

4:マウスピース矯正とワイヤー矯正で迷ったときの判断方法

マウスピース矯正、ワイヤー矯正のどちらを選ぶか、決める際のポイントはいくつかあります。以下の判断基準を参考に、自分に合った矯正方法を見つけてみましょう。

①見た目

矯正装置が目立つのが気になる方は、透明なマウスピース矯正が適しているでしょう。例えば人前に出る機会が多い方、対面での業務が多い職業の方は、目立ちにくさを重視し、マウスピース矯正を選ぶことが多いと言われています。
一方、見た目を気にしない方は、症状によってはワイヤー矯正が良い選択の可能性があります。

②歯並びの状態と治療の複雑さ

歯並びが大きく乱れている場合や、咬み合わせの問題が深刻な場合は、ワイヤー矯正の方が適していることが多いです。一方、比較的軽度の歯並びの問題であれば、マウスピース矯正が適しているでしょう。

③自己管理能力と生活習慣

マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着を続けるという自己管理が重要です。規則正しい生活習慣を維持できる方、時間管理に自信がある方にはマウスピース矯正が向いています。しかし、生活が不規則であったり、装着時間を確保する自信がない場合には、ご自身で管理する必要がないワイヤー矯正を選択するのも一つの手です。
 
いずれの場合も、選択の際には必ず担当の歯科医師と十分に相談することが重要です。正確な診断を受け、治療の目的やゴールを明確にしてから患者様ご自身に合った方法を検討しましょう。どちらの方法にもメリットがあり、患者様の状況にピッタリな治療法が見つかるはずです。
 
 
マウスピース矯正とワイヤー矯正にはそれぞれメリット、注意点があります。見た目や症状の難易度を考慮し、歯科医師と相談して自分に最適な矯正方法を選ぶことが大切です。
どちらの方法でも、理想の歯並びを手に入れるために、計画的に治療を進めていきましょう。
神戸、三宮周辺で歯並びに関するお悩みがある方は、ぜひ神戸三ノ宮駅前デンタル矯正歯科までご相談ください。
 

 

監修:神戸三ノ宮駅前デンタル矯正歯科
院長 長谷川教子

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